〜精霊物語(ルナと妖精)〜

月の精霊様の昔話の一覧です。原文どおりです。本編とは関係ないみたいですが、サイドストーリー的に楽しみましょう。

尚、順番に聞いていかないと、次の人は精霊についての話をしてくれません。


アルヴァニスタ城2Fの見張りの兵士
「昔、今のような魔物がいなかった時代」
「ある悪い人々が世界中に毒をまこうとしていた」
「その毒で世界を支配しようとしていたんだ」
「月の精霊様はそれを阻止しようと地上に降りてきた」
「でも月の光が力の源である精霊様は月のない夜にその悪い人々に捕まってしまった」
「その悪い人々っていうのがどこかの国の王様達だったんだ」
モーリア坑道南の港の旅人
「その悪い人々は月の精霊様を月の光が届かない真っ暗な地下牢に閉じこめてしまった」
「そしてついに世界中に毒がばらまかれ、人類は滅んでしまったんだ」
「もちろんその悪い人々も」
「しかし完全に滅んだわけではなかったんだ」
「ごく一部の人間が魔術で結界を張り、毒が入り込まない地域を作ったんだ」
「それから何百年という歳月が流れた・・・」
「生き残った人々は年月とともに増えていき、また国家が作られるようになったんだ」
フレイランドの港の船乗り
「結界の中の人々は結界の張られた意味さえ忘れてしまった」
「結界の外は闇の世界で、外に出た者は生きて二度と戻れないと信じられていたんだ」
「そんな時代が何百年か過ぎた頃国家に忠誠を誓う、ある一人の若い兵士が現れた」
「ある日、その兵士はこの国の地下にある遺跡の探索に出かけたんだ」
「そこで見つけたのが何と、月の精霊様だったんだ」
「兵士は、精霊様の美しさに心を奪われてしまった」
「月の精霊様に恋をしてしまったんだ」
「しかし、その国の王様はまたもや精霊様を閉じこめてしまった」
「精霊様の力を利用しようとしたんだな」
オリーブヴィレッジの村の人
「月の精霊様を見つけた兵士は悩んだあげく、精霊様を助けることにしたんだ」
「王国への反逆は極刑に値するけど、兵士の精霊様に対する想いはそれをはねのけた」
「王国に恨みを持つ人達の助けもあって、兵士は精霊様を見事助けだしたんだ」
「しかし国王は執拗に兵士を追いかけてきた」
「結界の中には安住の地などあるはずもなかった」
「そこで、兵士はひとつの賭けに出たんだ」
「結界の外に出ようと決心した」
「精霊様の力なら毒が充満している外でも生きられる」
「兵士は自分の命をかけて精霊様を助けようとしたんだ」
ミッドガルズ(戦争終結後)の孤児院のおかあさん
「その兵士は、ただひたすらに結界の外へと向かいました」
「それでも国王はしつこく兵士を追いかけてきます」
「兵士は逃げて、逃げて・・・」
「ついに国王を振り切り、結界の外に出ることができたのです」
「外の世界は思っていたような、地獄ではありませんでした」
「毒が充満して、太陽の光も届かないと言われていた世界は、まるで別世界だったのです」
「そこはチョウが舞い、鹿が水辺にたたずみ、兵士は天国に来てしまったのかと思いました」
「長い年月を経て、結界の外は元の美しい世界に戻っていたのです」
「兵士は精霊様を逃がしてあげました」
「そして兵士は精霊様が空に戻っていく姿をいつまでも見ていましたとさ・・・」
ベルアダムの村のおじいさん
「その後、兵士は結界の中に戻ったんじゃ」
「このまま外の世界で暮らしてもよかったが」
「外の世界の事をみんなに教えてあげようと思ったんじゃ」
「しかし、すぐに国王に捕まってしまった」
「兵士の言うことに、国王は耳を貸そうとしなかったんじゃ」
「反逆罪は極刑なのだが」
「兵士の今までの献身的な国家への奉仕が認められ、極刑だけはまぬがれた」
「しかし国王の不思議な力で小さな虫に変えられ、追放されてしまったんじゃ」
「天界から、それを見ていた月の精霊様は悲しみ、兵士を天界に呼び寄せた」
「そして精霊様といつまでも幸せに暮らしたんじゃ」
「そして、その虫というのが今は滅びし妖精だったんじゃな」
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